漢方薬
変形性膝関節症には漢方薬も有効です。漢方薬は、本来はそれぞれの患者さんの体力、体質、状態などに合わせて処方するもので、そのことによって最大の効果を得ることができます。
変形性膝関節症治療の中心となるのは防己黄耆湯(ぼういおうぎとう)(20番)という処方です。皮膚や筋肉が柔らかく、やや肥満傾向(水ぶとり)の方に処方します。いわゆる水がたまりやすい(関節水腫)、汗かきで、むくみやすい、疲れやすいというのも目安となります。鎮痛効果はあまり強くなく、効果が出るまでに、やや時間が掛かることが多いようです。
関節に水がたまり、痛みがひどいときには、これに五苓散(17番)を併せて服用すると、より効果が高くなります。 防己黄耆湯で効果がない方には、越卑加朮湯(えつびかじゅつとう)(28番)を合わせると良いことがあります。 胃腸が弱く、冷えると一層痛みが強くなるタイプでは、桂枝加朮附湯(けいしかじゅつぶとう)(18番)など体を温める処方が有効です。
それぞれの患者さんで効果は違うため、実際に使用してみて処方を決めていきます。